第二話
*
「緑玉の瞳」
序

わたしはへび
他のへびとは少し違う
なぜなら
魔法のような手を持つ職人さんから生まれたから
プラチナの白く輝く体
うろこも全て職人さんがほどこしてくれた
目には美しい緑玉
緑玉とはエメラルドのこと
はるか昔より愛と癒しのパワーは群を抜いて強いと言われ
かのクレオパトラも大層お気に入りだったとか
わたしはこの目がいちばん好き
中世では未来が見えるとも言われていたらしい
わたしもそうなりたい

職人さんがわたしの目が引き立つよう
そしてわたしが寂しくないように
ルビーでつくった木苺と
ダイアモンドの葉っぱで
わたしの周りを囲んでくれた
わたしの頭もダイアモンドで飾ってくれた
ダイアモンド!
まぶしいくらいの太陽の下や暗闇の蝋燭のもと
どんなところでもキラキラ輝いて
宝箱のよう!
小さな虹や流れ星がたくさん入ってるのだから
それはそれは美しい
選りすぐりの宝石たち
丹精込めて命を吹きこんでくれた職人さん
わたしにこう言った
「あなたを纏ってくれるひとはみんな輝くんだよ
あなたが今輝いているようにね
そしたらお互いに幸せになれる」
それでわたしはやっと
ここに生まれてきた意味がわかったの
いつかそのひとを美しく輝かせたい
エメラルドの目をのぞいてみて
きっとその思いが見えるはず
落合 繁寿氏について
*
神奈川県 茅ヶ崎市 出身
日本大学 生産工学部卒
1988年 京都の工房 入社
1998年 大阪に、スタジオ OCHIAI 設立
2003年 アトリエ Athenaに改名
*
一級国家技能士
JC(ジュエリーコーディネーター)2級
いけばな『草月流』師範
ジュエリーアワード 他 国内コンペ数々受賞
有限会社オペラピンクにてこちらの作品を取り扱っております
ご興味ある方はお手数ですが、
弊社ショップ Honeygo のお問い合わせよりご連絡くださいませ。
*こちらの作品は、
「宝石が大好きで、この作品をごらん頂き、気に入ってくださった方」
に直接お譲りしたいと思っております。
ですので、業者さまにはご遠慮いただいております。
誠に勝手なことで申し訳ございませんが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
*
「金剛石の森」
その弐

十字架の形をした
金剛石の森
着ける人によってジュエリーは変化する

いわゆるクロスの形状ですが
漢字の「十」にもかけているそうです
そのせいか そこはかとない「和」の薫りがいたします
そして
植物を意識したフォルム
いけばなの師範でもある落合氏のこだわりで
自然の美しさに勝るものはないと
だから自然のモチーフが氏の作品には多く登場します

蛇の口の中には カボションカットのルビー
ローズカットをほどこした漆黒のダイアモンド
それを取り囲むちいさな あこやの芥子パール
幾重にもシフォンベールをかけたような輝きのかけらも
もちろんあこやです
この辺までくると 真珠マニアの方でないとわかりにくいかもしれません
この手のあこやは本当に入手が難しいのです
もう見つけたら 何を置いても確保しないといけません
ちなみにこちらは四国の宇和島産 明浜のもの
ひとつづつ個体差があります
気が遠くなるような数から よりぬきのピースのみを留めました

ルビーにしても うるうるとした透明感あふれて
今にも炎が現れそうな迫力
このようなルビーもなかなかお目にかかれないでしょう
*
宝石において小さな石というのは 時に価格が安くどころか
高額になることも多々あります
*
小さな ひと粒には価値があるの?
さきほどのあこや芥子パールもしかり
それは希少なこと もちろんクォリティが高いことが理由です

金は18kイエローゴールドに いぶしをかけてアンティークの風情を出してます
これらの写真はすべて マクロレンズを使用しております
いわば虫眼鏡で見ているのと似てます
アップの写真などは眺めていて飽きないです
なぜなら ここかしこに極上の技が散りばめられているから
*
いかにもという風でなく
しかしながら 素材のラインナップのマニアックさ
それに極上の技が加わると
隠し切れない「凄み」や「色気」が現れます
*
それが落合氏の作品なのです
*
アンティークジュエリーのように 長い時間を
色んな人にご愛用いただく
本気のジュエリーです
落合 繁寿氏について
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神奈川県 茅ヶ崎市 出身
日本大学 生産工学部卒
1988年 京都の工房 入社
1998年 大阪に、スタジオ OCHIAI 設立
2003年 アトリエ Athenaに改名
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一級国家技能士
JC(ジュエリーコーディネーター)2級
いけばな『草月流』師範
ジュエリーアワード 他 国内コンペ数々受賞
有限会社オペラピンクにてこちらの作品を取り扱っております
ご興味ある方はお手数ですが、
弊社ショップ Honeygo のお問い合わせよりご連絡くださいませ。
*こちらの作品は、
「宝石が大好きで、この作品をごらん頂き、気に入ってくださった方」
に直接お譲りしたいと思っております。
ですので、業者さまにはご遠慮いただいております。
誠に勝手なことで申し訳ございませんが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

最近、ダイアモンドが高騰しており、もとの価格では、絶対無理になってまいりました。
でも、人気商品で、たくさんの方に愛されたペンダント、
値上げするのが嫌で、ずっと迷ってカートを閉めておりましたが、
お問い合わせをいただくことが多く、
(これでも)思い切って、2本のみ、元の価格でご提供いたします。
しかも、限定2本です! とても少ないです。
価格は¥28,000円(税込)、これまでと同じです。
期間限定にさせていただき、
2014年2月18日22時より2014年2月22日22時の間に実施させていただきます
http://honeygo.jp/?pid=8271809
これ以降は、新価格の¥35,000円(税込)にて販売させていただきます。
当店は、できるだけ良いものをお求め安い価格でご提供することに努めてまいりました。
実は、価格改定後も、お買い得なんです。
でも今回は、2本のみですが、決めました☆
ダイアモンドの入門編としては、うってつけです。
また、お手持ちのチャームとあわせてもステキです。
とても使いやすいペンダントですので、この際に一度ご検討くださいませ。
どうぞよろしくお願いします。
とても寒いですが、お風邪など召されぬようご自愛くださいませ…☆
http://honeygo.jp/
美しい石のダンス
上質天然石アクセサリーショップ☆Honeygo☆
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「金剛石の森」
その壱

十字架の形をした
金剛石の森

どこからか
聞こえる
カナリアのような声が

漆黒の金剛石
何色ものヴェールを持つあこや芥子真珠で溢れた
美しい森の中
どこからか
聞こえる
カナリアのような声が
「わたしはここよ!」
「ほら!ここだってば!」
あっ
こんなところに!

そう、わたしは金剛石の森に住むへび
あなたをずっと見ているの
口のなかには炎のようなルビーを持って
それは
情熱、輝ける未来、困難を乗り越える勇気
それが炎の輝きのもと
金剛石の森を纏ってくれた人を守るのが
わたしの役目

*
*
*
落合氏ならではの作風
色使いはシックでありながらも
圧倒的な存在感
実物はもっと凄いのです…
次回は素材や制作時のエピソードも
ご紹介したいと思います
第一話 「金剛石の森」 その弐 へ